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慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査(厚生労働省調査事業)

厚生労働省が平成26年に「慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査」を行い、患者の症状や置かれている環境が深刻であることが明らかになりました。
病気の理解を深めていただくため、特に障害年金や障害者手帳を申請する際などに大きな一助になります。
調査報告書は、以下の厚生労働省のサイトからダウンロードできます。

「慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査結果」報告概要

「慢性疲労症候群患者の日常生活困難度調査事業」事業実施報告書

ME/CFSの研究班

「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群に対する診療・研究ネットワークの構築(ME/CFS)」(2018年12月~)

「慢性疲労症候群に対する治療法の開発と治療ガイドラインの作成」(~2018年)

臨床医のための手引書

ME/CFS研究班が、国際ME/CFS学会が発行した“Primer for Clinical Practitioners 2014 edition”を日本語訳し、2020年に公開しています。
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)臨床医のための手引書

ME/CFSの書籍・雑誌

※各書籍・雑誌についてAmazonにリンクしています。

ある日突然、慢性疲労症候群になりました。: この病気、全然「疲労」なんかじゃなかった(2019年4月)

診断の社会学:「論争中の病」を患うということ(2021年2月)

総合診療 特集 その倦怠感、単なる「疲れ」じゃないですよ! 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群とミミック(2020年7月)

専門医が教える 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)診療の手引き(2019年10月)

BRAIN and NERVE 神経研究の進歩 特集 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の今(2018年1月)

新型コロナウイルス感染症の罹患後症状とME/CFS

NPO法人 筋痛性脳脊髄炎脳脊髄炎の会(ME/CFSの会)が、COVID-19を契機としたME/CFSの発症について国際的な動向をまとめ、小冊子を発行しています。
小冊子「COVID-19とME/CFS」を発行


国内の主な研究

※各報告のページにリンクしています。

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たな免疫バイオマーカーの発見 〜B細胞受容体レパトア解析に基づく成果〜(2021年)

筋痛性脳脊髄炎(ME/CFS)の自律神経受容体抗体に関連した脳内構造ネットワーク異常を発見(2020年)

慢性疲労症候群の診断に有用な血中バイオマーカーを発見(2019年)
(ME/CFS患者の血中の細胞外小胞の数の高さや、成分(アクチンネットワークを構成するタンパク質の高値)に関する研究)

総説 慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)と循環器異常(2017年)

慢性疲労症候群の客観的診断に有効なバイオマーカーを発見(2016年)
(ME/CFS患者の血漿成分中の代謝物質の特徴的変化を、メタボローム解析により明らかにした研究)

小児慢性疲労症候群患児の脳活動状態を明らかに -注意配分時に広範囲の前頭葉を過剰活性させてしまう-(2015年)

慢性疲労症候群と脳内炎症の関連を解明 -脳内の神経炎症は慢性疲労の症状と相関する-(2014年)

血中の自己抗体が脳内に侵入して神経伝達機能を低下させる -免疫系の異常が慢性疲労症候群を発症させるメカニズムの一端をPET検査で解明-(2012年)


海外の主な取り組み

※各英語サイトにリンクしています。

米国CDC ME/CFSページ

ME/CFSの診断・管理の要点(米国の専門家によって合意された推奨事項)(2021年11月)

ME/CFSの診断・治療のガイド(米国のME/CFS臨床医による作成)(2020年7月)

・ノルウェーのリツキシマブの研究
ノルウェーでは悪性リンパ腫を併発した慢性疲労症候群患者に分子標的薬リツキシマブを投与したところ、悪性リンパ腫とともに慢性疲労症候群の症状が劇的に改善したため、治験が進められ、国際的に注目されています(2015年7月)
B-Lymphocyte Depletion in Myalgic Encephalopathy/ Chronic Fatigue Syndrome. An Open-Label Phase II Study with Rituximab Maintenance Treatment.
(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群におけるBリンパ球枯渇療法: リツキシマブ維持療法の非盲検第二相試験)
Øystein Fluge , Kristin Risa, Sigrid Lunde, Kine Alme, Ingrid Gurvin Rekeland, Dipak Sapkota, Einar Kleboe Kristoffersen, Kari Sørland, Ove Bruland, Olav Dahl, Olav Mella. PLoS One. 2015Jul1;10(7):e0129898.

米国医学研究所(Institute of Medicine, IOM)のME/CFS診断基準,臨床医のためのガイド(2015年2月)

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